TAKESHI YOSHIKAWA
Y.T

2011年入社
システムエンジニア
システムイノベーション事業部

納得度が高い開発ができるからエンジニアが長く働ける!KMKの魅力

株式会社ケーエムケーワールド(以下、KMK)2001年にSIerとしてスタートしましたが、現在までに数々の自社開発も行っています。今回はそんな自社開発の中でも特に医療系アプリの開発を手掛けており、KMKでは10年選手として活躍しているシステムエンジニアのY.Tさんにインタビューを実施。エンジニアから見た、KMKの働きやすさや魅力について伺いました。

アプリやWeb開発を中心にエンジニアとして長年活躍

―最初に、Y.Tさんのご経歴について簡単に教えてください。

私は最初に就職したのが日本テレコム(現SoftBank)で、J-PHONEの交換機のプログラミングを担当していました。言語はC++です。次の転職先ではJavaなども用いつつ、懸賞サイトやガラケーアプリ、保険システムの開発などに従事。3社目は自社サービスを開発している企業に転職し、アプリ開発のプロジェクトリーダーを務めました。それぞれの企業には2~3年ほど所属しており、4社目であるKMKに入社したのが2011年のことです。

自社開発ができるKMKに転職し、幅広い業務を担当

―KMKに入社されたのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

残念ながら、前職が倒産してしまったのが転職の理由です。お客様のシステムを開発するというよりは自分の手で作ったものを自分自身で保守・開発し続けることに興味を持っていたので、引き続き自社開発を行いたいと思い、KMKを選びました。

―KMKに入社してから現在まで、どのような業務を担当しましたか?

入社直後は、SNSを用いたコンテンツ配信に関わる業務を行っていました。自社アプリの開発もいくつか手掛けています。それ以降は、 グループ会社である株式会社プロ・フィールドの電子カルテの開発をメインとしながら、サブ業務としてサーバー構築・管理なども担当することになりました。昨年までは新卒の研修などもサポートしていましたし、そのほかにもかなり幅広い業務を行っています。2年ほど前までは実際の開発業務も行っていましたが、ここ最近はマネージャーとして指示を出すことのほうが多い傾向です。

KMKには提案やアイデアを受け入れられやすいフロンティア精神がある

―Y.Tさんから見て、KMKの特徴はどんなところだと思いますか?

ベンチャー企業ならではかもしれませんが、社長や事業部長、社員との距離が近いですね。言いたいことがあれば、遠慮せずに伝えられます。例えば自社開発するにあたっては当然上層部からの要望が出てきますが、開発サイドとしてできないことがあればしっかり説明しますし、その内容に納得感があればきちんと受け入れてもらえます。意見が否決される場合は、逆に開発サイドに対して納得度の高い説明がありますよ。そういった「聞く耳」を持ったコミュニケーションができる人たちが集まっているのだ、と強く感じています。

―そのほかに「聞く耳があるな」と感じたエピソードはありますか?

自分たちが提案したアイデアを基に、 自社サービスとしてスマホアプリを4つほど制作して、ローンチした実績があります。プロジェクトとしてある程度の確度は必要ですが、こちらから出した新しい提案をスピード感をもってステークホルダーでブレストし、サービス化を積極的に実行していくケースが多いことです。フロンティア精神がある企業ですね。

―Y.Tさんのような自社開発を行うメンバーと 客先常駐でエンジニアリングを行うメンバーの割合はどれくらいですか?

自社開発が4、客先常駐が6程度でしょうか。 とはいえ当社には「エンジニアファースト」という文化が根付いていて、エンジニア自身の設定したキャリアビジョンに基づいて自身が最適なプロジェクトを選択していきますので、自社開発や一括請負開発、客先常駐での開発という形態での区別はあまり意識しないですね。部署間の異動も多いですし、希望すれば社内FA制度(所属部署を選べる制度)の利用も可能です。実際に私の部下は、他部署から異動して きたメンバーです。状況に応じて、 他部署のスキルフルなメンバーに自社開発をサポートしてもらうケースも多いですね。そこらへんはフレキシブルに、ある意味自由な働き方ができます。

自分がやりたいことを納得度が高い状態で実現できるから長く働ける

―エンジニアは流動性が高い職種であり、実際にY.Tさんは何社も経験されています。その中で10年にわたってKMKで活躍し続けている理由があれば教えてください。

私自身には少し頑固なところがあるのですが、そういった性格を会社に上手く支えてもらっているからかもしれません。常にエンジニアの思考を優先する風土があり、だからこそ開発者同志でテクニカルなアイデアであったり、仕様に関する意見や思いなどをどんどん取り入れていきますし、そこには会社に対してもそうですけど、チームメンバーでの信頼関係が常にあります。そういった背景がありますから、業務中のコミュニケーションはかなり活発です。非常に働きやすい環境だと思います。私のスタンスですが、業務をする上で何か物事に対して問題が起きれば、良し悪しをはっきりと伝えるようにしているのですが、周りのメンバーはしっかりと意図を汲み取ってくれます。開発をする上で「自分が納得できない」と思うようなことはありません。

―仮に開発で「納得できない」と感じることがあるとしたら、どういう状況なのでしょうか?

あまりそういうケースはないのですが、例えば、自分が何か意見を出した時に、相手から曖昧でいい加減な答えが返ってくると納得がいきませんし、仕事をする上ではストレスとなってしまいますよね。KMKに入社する以前は、自分に対して何の相談もなく開発の進め方が決められているようなシーンが何度もありました。こういったことが、KMKでは一切ありません。自分のやりたいことをきちんと業務の中で実現できている。これが、長く働けているポイントです。

技術力の高さよりも前向きなコミュニケーションを取れることが重要

―入社した10年前と今とでは、会社として何か大きな変化はありましたか?

会社規模の拡大が一番大きな変化かもしれません。メンバーの人数が増えましたし、入社してから2年目には、オフィスも今の聖路加タワー34Fに移転し、フロアもかなり大きくなりました。とはいえ、この10年で会社としての本質的な部分はあまり変わっていません。「お客様にやさしいIT企業No.1の実現」、「従業員が幸福になる優しいIT企業No.1の実現」――この経営理念に反することは絶対にしない。どんなに組織体制などが変わっても、こういう根本の思いを10年間変わらずに持ち続けられているのは、KMKの良いところだと思います。

―最後に、KMKに興味を持っている方に向けてメッセージをお願いします。

KMKは、きちんと自分の意見を伝えればなんでも受け止めてくれる環境です。特に部長クラスのメンバーは個性的で優しい人ばかりですよ。彼ら自身もエンジニアだからこそ、エンジニアファーストの文化が根付いているのだと思います。個人的には、技術力に優れている方というよりは、コミュニケーション能力がありなおかつモチベーションが高い方に来ていただけたらうれしいです。技術スキルは入社してからいくらでも吸収できますからね。それよりもきちんと会社を成長させていきたいという想いで、前向きに新しい提案をしてくれる方を歓迎します。そのほかの会社の特徴として挙げられるのは、非常にアットホームだということでしょうか。サークル制度があり別の部署の人たちともコミュニケーションが取りやすいので、入社された際はぜひ活用してください。