MAKOTO AKIMOTO
A.M

2017年入社
ITコンサルタント 事業部長
システムイノベーション事業部

自社製品ERPパッケージ「A’s Style」の事業部長に聞いた!オールインワンプロダクトの強みと魅力

株式会社ケーエムケーワールド(以下、KMK)が提供するDXソリューションの一つが、オールインワンクラウド型ERPパッケージ「A’s Style(アズスタイル)」です。今回はその責任者として活躍する、事業部長のA.Mさんにインタビュー。A.Mさんの経歴やKMKへの入社理由、これまで経験してきた業務内容やA’s Styleの強みなどについてお伺いしました。

10年にわたり統合ERPパッケージの導入開発支援に従事

―最初に、A.Mさんのご経歴について簡単に教えてください。

私は現在41歳で、これまでに4社経験してきました。プログラマー、SEとキャリアを重ねる中で最も長く経験を積んだのは、OracleのERP基幹システムであるEBS導入の業務です。大手製造企業様を中心に、クライアントへのヒアリングや現状調査、分析といったコンサルティングのほか、受発注、在庫、生産管理のモジュール導入を10年近くこなしてきました。KMKは5社目で、入社は2017年です。

「KMKが事業を切り開いた先の景色を見る」強い思いを持って入社

―KMKに入社されたのは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

最終面接を担当してくれたのが社長の兄であり、取締役で当時事業統括をしていた車だったのですが、彼の経歴や事業に対する熱い思いに魅力を感じたからです。その頃はまだこのERPパッケージ事業が軌道に乗っておらず経営陣は産みの苦しみの中にあったのですが、「今を切り開いた先の景色を一緒に見たい」と言われたのが、一番大きなポイントです。実際、KMKの自社サービス事業を車と一緒に大きくしてくのは楽しそうだと感じました。その上で役員自ら、「入社年次にかかわらず、やる気のあるメンバーには相応の環境や待遇を会社として提供する」と断言もしてくれたのも入社を決めた一要素です。

―KMK以外の企業は検討されましたか?

転職活動中は大手IT系コンサル企業からも内定をいただいていたのですが、ベンチャー企業であるKMKだからこそ体験できる楽しさに惹かれました。例えば大手企業はプロジェクトで動く予算も大きく億単位にまでなりますが、そこでプロジェクトマネージャー(以下、PM)の地位に上り詰めるのは、本当に険しい道になりそうでした。当時私は35歳でしたが、恐らく40代までは自分でプロジェクトを動かせないだろうなと・・・。であれば、プロジェクト規模自体は問わず経営者とダイレクトにやり取りをして一緒に仕事を進め、コンサルやPMとしてのキャリアを積みたいと考えました。KMKとは、こうしたニーズもマッチしたのです。

柔軟性に強みを持つERPパッケージ「A’s Style」の事業部長として活躍

―入社してから現在まではどのような業務を担ってきたのでしょうか?

入社後すぐにシステムイノベーション事業部のコンサル、PMとして大手製造企業を担当し、自社製品のオールインワンクラウド型ERPパッケージ「A’s Style」の導入を進めました。A’s Styleは、簡単に言うと中小製造企業をターゲットとした販売・購買・生産・在庫・原価管理を行えるパッケージです。セミオーダーで企業のニーズに応じた追加開発を行う点が特徴で、経営理念にある通り「お客様にやさしいIT企業」としてのシステム導入を行っています。
私が最初に担当したのは納期が3ヶ月という非常にトライアルなプロジェクトでしたが、メンバーとの協力によって無事成功に至りました。2018年からは関連会社である株式会社プロ・フィールドの医療向け電子カルテパッケージの刷新プロジェクトに従事し、翌年に再びA’s Style事業へ。役職も部長職へと昇格し、新規案件と既存顧客の追加開発をさまざま担当しました。現在はシステムイノベーション事業部の事業責任者として、プロパー7名、上海の子会社に4名の部下を抱えています。

―事業部長の立場として、今後の製品の展開についてお聞かせください。

製造業はすでにレッドオーシャンで、さまざまな他社製品がひしめいています。その中で当社はベンチャー企業らしく、顧客ごとの異なる要望を可能な限りセミオーダーという形で製品に反映し、ブラッシュアップを重ねていきたいです。実際に別のBIツールとの連携施策も進みはじめており、製品としての新たな強みを見出しそうとしています。
今後受注数がさらに拡大していくことになれば、社内の編成にも変化が生まれるでしょう。現在でも新卒メンバーが毎年私の事業部に入ってきますが、彼らを一人前のエンジニアに育てるというのも私の大きなミッションです。今年4年目を迎える新卒入社の女性社員は、入社当初からコンサルになるという意志を持っていたので、彼女のキャリアビジョンを叶えるため、3年間一緒に働きながら、エンジニアリングの基礎から、高度な設計手法、コンサルティング手法、プログラミングやDB設計まで手取り足取り自分の持っているものを全て教えていきました。今では小規模のお客様をコンサルとして1人で担当できるまでになりました。今後も若手メンバーであっても、やる気次第で積極的に事業にコンバートしていきたいと考えています。

プロダクトをワンストップで提供するからこそキャリアに強みを持てる

―A.Mさんから見て、KMKの魅力はどのような部分にあると思いますか?

クラウドやサーバーの構築、要件定義、設計、製造、結合、テスト、そして顧客へのレクチャーまで含めて、導入のプロセスをワンストップで担っていることでしょうか。大手企業になると、どうしても一部の工程や機能しか担当できないまま年数を経ていくというのが現実だと思いますが、正直、KMKにいて経験できない業務はありません。コンサル、はたまたフルスタックエンジニア、アーキテクト、PMなど、エンジニアによって目指す方向性は様々だと思いますが、実は全ての業務・工程を経験しないと、なりたくてもなれないエンジニア像があります。そういった意味で、KMKはワンストップで全ての業務を経験できるので、一人のエンジニアのキャリアパスを考えると、この点は大きな魅力だと思います。

―A’s Styleという製品視点での魅力はいかがですか?

ワールドワイドに拡大しつつあるプロダクトであることは、一つアピールしたいポイントです。私が入社したときは中小企業様への導入がメインでしたが、最近はIPOに向けて動いているワールドワイドな企業様にもA’s Styleを採用いただいています。今は世界8カ国で導入が進んでいる状態です。

意見やアイディアを伝え、自ら環境を作るために動くことが大事

―どのような志向性の方がKMKにマッチすると思いますか?

私が若手によく言うのは、「環境を与えてもらうのではなく、自ら作りに行く強い気持ちを持ってほしい」ということです。KMKの事業に対しては私も同じような気持ちでいます。また、何か問題が起きたときにただ相談をして終わるのではなく、自分としての意見やアイディアを何か一つでもいいので持って、伝えてほしいですね。他にも当社には「事業部長立候補制度=事業立上げ支援制度」もありますし、やりたい事業のアイデアがあれば、どんな些細なアイデアでもそれをみんなでブレストをしてブラッシュアップし、実際に事業を立ち上げることも可能です。

―最後に、KMKで働きたいと考えている方へのメッセージをお願いします。

KMKには色々な部署がありますが、一貫して言えるのは、は嘘偽りなくエンジニアファーストを実践している企業です。私どもから社長に「社員に優しすぎますよ」と伝えることがあるほどです。年々、就業規則を改善、ブラッシュアップしているのもその一例です。会社には自社開発で社内にいるエンジニアもいれば、お客様先に常駐しているエンジニアもおり、働き方は様々です。以前の会社では、自社の社員と年単位で顔を合わせないこともざらでした。
一方KMKは、各事業部長やマネージャーと月に1回は1on1を行いますし、社員旅行は元より、季節により様々なイベントがあります。現在のコロナ社会の状況下でも、社員全員でWEB飲み会や忘年会、プレゼンバトル、事業部単位でのWEB歓迎会、飲み会、など、他にも様々なイベントを企画・実施し、コロナ以前と同レベルにコミュニケーションの機会を多く作っています。イベントの参加率も非常に高いのが特徴です。中途で入社されても不安に感じることは全くないと思います。みんな心から会社が大好きだと思っていますので、新卒はもちろん、中途入社される方々への愛情は何よりも強いです。以上のように、エンジニアのキャリアとも真摯に向き合い、非常に風通しの良い家族のような会社ですので、興味を持たれた方はぜひご応募ください。